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高齢者のワクチン接種を高めるのはソーシャルキャピタル 社会参加・社会的結束・互酬性が重要

新潟大学は、予防ワクチンの接種を受けている割合の高い高齢者は、●社会参加、●社会的結束、●互酬性の3つの社会参加(ソーシャルキャピタル)が高いことが明らかになった。

新潟大学は、

  • [社会参加]運動・スポーツや趣味などの会に月に1回以上参加している
  • [社会的結束]地域の人を信用または信頼している、地域に愛着がある
  • [互酬性]心配事や愚痴を聞いたり話したりする人がいる、病気で数日間寝込んだときに看病や世話をしてくれる人がいる

の3つの「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」がある65歳以上の高齢者は、それらがない高齢者に比べ、予防ワクチンの接種を受けている人がそれぞれ13%、5%、34%多いことを明らかにした。

また、社会参加が豊かな地域に住んでいる高齢者は、個人の社会参加の有無に関わらず、社会参加が標準的な地域に比べ、予防ワクチンの接種を受けている人が3%多いことも明らかにした。

「社会参加」「社会的結束」「互酬性」の3つのソーシャルキャピタルのあると高齢者のワクチン接種は増える 社会参加の豊かな地域に住んでいる高齢者も高い割合に 高齢者の「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」を評価 肺炎は日本を含む世界中で高齢者の死因の上位を占める。

出典:新潟大学、2021年

しかし、日本では各自治体で肺炎球菌ワクチンの助成金の金額が異なり、このことが各自治体でワクチン接種率が大きく異なる原因になっている。

研究グループは、「ソーシャルキャピタル」のある高齢者には、肺炎球菌の予防接種を受けている人が多いかを調べるため、日本老年学的評価研究機構(JAGES)が2016年10月から2017年1月に実施した、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者約18万人を対象とした、健康と暮らしに関するアンケート調査データを解析した。

高齢者の生活を高める3つの要素[社会参加・社会的結束・互酬性] 「社会参加」は、スポーツ、ボランティア、趣味関係、学習・教養、特技・経験を他者に伝えるグループやサークルへの参加を月1回以上行っているかどうかで評価した。

「社会的結束」は、地域の人々を信用または信頼できるか、地域に愛着をもっているかという質問に、「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えたかどうかで評価。

「互酬性」は、心配事や愚痴を聞いてあげる人がいるか、心配事や愚痴を聞いてくれる人がいるか、病気で数日間寝込んだときに看病や世話をしてくれる人がいるかという3つの質問のいずれかに「はい」と答えたかどうかで評価。

地域のソーシャルキャピタルは、各小学校区または中学校区での高齢者の社会参加、社会的結束、互酬性の平均値とし、標準偏差の平均値が1以上の場合を社会参加、社会的結束、互酬性が豊かな地域、マイナス1以下の場合は少ない地域、マイナス1より大きくプラス1差以下の場合を標準的な地域とした。

社会参加の多い地域に住むだけでも予防接種につながる その結果、「社会参加」「社会的結束」「互酬性」の3つのソーシャルキャピタルのある高齢者は、それらのソーシャルキャピタルがない高齢者と比べて、ワクチン接種を受けている人がそれぞれ13%、5%、34%多いことが明らかになった。

また、個人的な社会参加があるかどうかに関わらず、社会参加の豊かな地域に住んでいる高齢者は、社会参加が標準的な地域に比べ、ワクチン接種を受けている人が3%多いことが分かった。

出典元:https://dm-rg.net/news/2ea92f1e-de11-4b84-8690-4220b65b9965

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