和田秀樹『65歳から始める和田式心の若返り』(幻冬舎)から
精神科医である和田秀樹さんが、高齢者が最も恐れるべき病気について語っています。和田さんによれば、認知症は怖いものではなく、むしろ「老人性うつ」が最も恐ろしいとされています。
老人性うつの恐ろしさ: 老人性うつは65歳以上の人に起こるうつ病で、発症すると幸福感が奪われ、非常につらい日々が続くことがあります。この病気は、高齢者の病気の中で最も怖いものとされています。
「心の老い支度」の重要性: 心の健康が大切であり、心の老い支度ができれば、老人性うつを防げる可能性が高まります。具体的には、外に出て日光に当たる時間を増やすことや、セロトニン(幸せホルモン)を増やす食生活などが挙げられます。
セロトニンの役割: セロトニンは幸福感を左右する神経伝達物質で、日光に当たることや肉を食べることで分泌が促進されます。セロトニンの分泌量が減ると、不幸に感じやすくなり、老人性うつのリスクが高まります。
この記事から、高齢者の心の健康を保つための具体的な方法や、老人性うつの恐ろしさについて理解することができます。晩年を幸せに過ごすためには、心の健康を意識し、日々の生活の中で心の老い支度をすることが重要であると言えるでしょう。