皆さん、こんにちは。今日は、日本の高齢化社会において、あまり語られないが重要な問題に光を当てたいと思います。それは「高齢者による犯罪」の増加と、その背後にある社会的な要因についてです。
最近、ニュースで高齢者による犯罪の報道を目にする機会が増えています。たとえば、76歳の男性が運賃不足を指摘されたことに対し逆上し、駅員に暴力を振るうという事件が起きました。このような「暴走老人」とも呼ばれる高齢者による犯罪は、社会に新たな波紋を投げかけています。
法務省の「令和4年版犯罪白書」によると、高齢者の犯罪検挙人数は2021年に4万1,267人に上り、全体の約24%を占めています。特に70歳以上の高齢者の割合が増加しており、窃盗や傷害・暴行といった犯罪が多く見られます。万引きが最も多く、高齢者の生活苦が背景にあることが指摘されています。
こうした現状は、私たちが直面している高齢化社会の新たな課題を示しています。厚生労働省によると、高齢者世帯の約半数が「生活が苦しい」と感じており、物価高騰による生活の厳しさが、高齢者犯罪の背景にあると考えられます。これは、単なる個々の問題ではなく、社会全体で考え、解決策を見出すべき課題です。
このブログを通して、高齢者による犯罪の背景にある経済的な困難や生活の厳しさについて、より多くの人に知ってもらいたいと思います。社会全体でこの問題に向き合い、支援策を模索することが、高齢化社会を生きる私たちに求められているのではないでしょうか。
参考記事：https://news.yahoo.co.jp/articles/da4697a6a9162b67d7d459ea9573c193fa6d3bd8
