鳥取県米子市、島根県津和野町、島根県美郷町、兵庫県多可町の自治体は、新型コロナウイルスのワクチンの集団接種会場で、高齢者を対象としたフレイル度チェックを実施しました。株式会社コロンブスが開発したフレイル早期発見システムを活用しました。
高齢者は、コロナ禍で3密回避や自宅待機で運動や社会活動の機会が制限されフレイル化が加速したり、認知機能が低下することが報告されています。しかし、コロナ禍において高齢者の健康状態を幅広く短期間に把握することは困難な状況にあります。そこで新型コロナワクチンの集団接種会場に多数の高齢者が自主的に来場することに注目し、これらの方々を対象とすれば効果的な調査を実施することが出来ると考え実施されました。
新型コロナワクチンの集団接種会場でのフレイル度チェックの目的
サロンや予防教室の中止も相次ぐ昨今、コロナ禍の外出等自粛に伴う運動不足や社会参加の制限により、フレイル等の進行など高齢者への健康二次被害が懸念されているため、高齢者の健康状態の把握は重要です。そこで新型コロナウイルスワクチン集団接種会場にて、接種後の経過観察時間を活用し、フレイル度チェックを実施。個人へのフレイル予防の啓発に加え、高齢者への影響を調査・分析することを目的としました。
※フレイルとは
Frailty(フレイルティー)という英語に由来し、加齢と共に、心身の活力が低下し生活機能に問題がでてくる状態であり、要介護になる一歩手前の段階です。厚生労働省、全国の自治体ではこのフレイルへの対策に力を入れています。
各自治体の集計結果はこちらを参照してください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000055255.html
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