シニアの半数がスマホへ乗り換え意向あり きっかけ上位は「3G回線の終了」

MMD研究所は8月10日、シニア層(60~79歳の男女10,000人)を対象に行った「2021年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を公表した。

調査結果の要約

  • シニアのモバイル端末所有率は93.8%、うちスマートフォンは84.7%、フィーチャーフォンは11.4%
    2020年と比べスマートフォン利用者は7.7ポイント増加、フィーチャーフォン利用者は5.9ポイント減少
  • フィーチャーフォン、ガラホ利用者のうち48.2%がスマートフォンへの乗り換え意向あり
  • 外出自粛期間中、シニアがスマートフォンで新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動の上位は「オンラインショッピング」「家族・友人との音声通話」「散歩」
  • シニアがスマートフォンで利用したことがあるサービスは「ニュース」がトップ
  • スマートフォン所有のシニアがスマートフォンを利用し始めたきっかけは「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」
  • 検討者のスマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけの上位は「3G回線の終了」
  • 未検討者のスマートフォンに乗り換えを考えない理由上位は「パソコンで十分だから」

スマホ利用率は向上

予備調査時点で「モバイル端末の所有」について尋ねたところ、所有率は93.8%となった。メインで利用している端末の内訳は、スマートフォンが84.7%、フィーチャーフォンが11.4%、ガラホが3.9%だった。

2020年の調査と比較すると、スマートフォン利用者は77.0%から7.7ポイント増加し、フィーチャーフォン利用者17.3%から5.9ポイント減少している。

乗り換え移行は約半分

フィーチャーフォンまたはガラホ利用者を対象に、スマートフォンへの乗り換え意向を聞いたところ、「いますぐにでも乗り換えたい」が2.5%、「いますぐにではないが、乗り換えを検討している」が45.7%と、合わせて48.2%のシニアが乗り換え意向があると回答した。

一方、スマートフォン所有者を対象に、「新型コロナウイルス感染症」に伴う外出自粛期間中にスマートフォンを活用して新しく始めたこと/する頻度が増えたことがあるか聞いたところ、58.2%が「ある」と回答した。その内容を複数回答で聞くと、「オンラインショッピング」が16.8%、「家族・友人との音声通話」と「散歩」が14.9%となった。

スマホへの乗り換えのきっかけは?

本調査において、スマートフォンメイン利用者を対象にスマートフォンの利用を始めたきっかけを複数回答で聞いた所、「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」が25.8%と最も多く、次いで「家族に勧められたから」が22.4%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が19.8%となった。

合わせて、スマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォン/ガラホ所有者と、スマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者を対象に、スマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけを複数回答で聞いた所、「3G回線がもうすぐ終了するから」が27.8%、「災害などの際に持っていたほうがいいと思ったから」が22.4%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が19.8%となった

スマホに乗り換えない理由

スマートフォンへの乗り換えを検討していない人を対象に、その理由を複数回答で聞いたところ「PCを持っており、それで十分だから」が48.8%、「通信料金が高そうだから」が30.6%、「今使っている携帯電話の機能で十分だから」が30.2%となった。

出典元:MMD研究所 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1981.html

 

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