ソニー生命保険株式会社は、2021 年8 月、全国の50 歳~79 歳の男女に対し「シニアの生活意識調査」を実施し、1000 名の有効サンプルの集計結果を公開しました。
シニア世代はどんなことに興味があるのか、孫にいくら使っているのかなど聞いていますので、見ていきましょう。
1ヶ月あたり2.4万円の出費 全国のシニアに現在の楽しみを聞いたところ、1位は「旅行」、2位「テレビ/ドラマ」、3位「映画」、4位「グルメ」、5位「読書」となりました。
「健康」は昨年の26.6%から18.8%と7.8 ポイントダウンし、「子ども/孫」は23.3%から15.1%と8.2 ポイントの大幅ダウンでした。現在の楽しみを「旅行」と回答した人に、旅行に対する1 ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は2.4 万円でした。
現在の楽しみを「グルメ」と回答した人では、平均支出額は1.6 万円となりました。コロナ禍で孫と一緒に外食したり、レジャーに行くことが減少 現在の楽しみを妻・夫・恋人といった「パートナー」と回答した人に、パートナーに対する1 ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は約2.0 万円でした。
孫がいる人に、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか尋ねると、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」、2位「おもちゃ・ゲーム」、3位「一緒に外食」、4位「衣類などファッション用品」、5位「本・絵本」でした。
ダウンしたのは「一緒に外食」、「一緒に旅行・レジャー」(7.5ポイント)で、重症化リスクを懸念して祖父母と会うことを自粛したことがうかがえます。
この1年間で、孫のための出費をした人に、孫のために使った金額を尋ねると、「5万円~10万円未満」が24.7%と最も多く、平均額は104,682円でした。
新型コロナウイルスが収束したら、孫としたいことは、1位「外食」(51.1%)、2位「旅行」(39.0%)、3位「公園で遊ぶ」(36.4%)、4位「会話」(28.8%)、5位「山・海で遊ぶ」(25.2%)でした。
最近ではシニア層もスマホを使いこなす 最近ではシニア層でもスマートフォンを利用している人が多いです。そこで、日頃スマートフォンで行っていることを聞いたところ、1位は「通話」と「メール」がいずれも71.2%で、3位「インターネット検索」(56.5%)、4位「ニュース閲覧」(55.5%)、5位「天気予報チェック」(54.0%)でした。
昨年と比べて「天気予報チェック」が5.4ポイント、「写真撮影」が6.2ポイント、「電卓」が5.2ポイント、「時間確認(時計代わり)」が8.0ポイントと、5.0ポイント以上アップしました。スマートフォンは1台でさまざまなことに利用できるので、カメラや時計を持たなくてもすみます。
以上の結果から、イマドキのシニアはスマホを使いこなし旅行やグルメを楽しむアクティブな人が多いようです。孫と遊ぶのはコロナが下火になるまで少し我慢が必要かもしれませんね。
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