伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」伊那公演は高齢者割引で企画

伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」は26日午後3時30分から、伊那公演を同市荒井のいなっせで開く。長引くコロナ禍の影響で「自粛疲れ」が叫ばれる中、ワクチン接種が進む高齢者向けの割り引きを企画。相次いで中止となる全国各地の祭りと音色を表現し、ステージで届ける。

1964年に発足し、民俗芸能の舞台を創り上げてきた同劇団。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、県外のイベントは軒並みキャンセルになり、この1年は半分近くに減った。親子向けに開いている恒例の伊那公演も昨年は中止に。今年2月の舞台ではシニア世代から大きな反響があったことから、70歳以上のお年寄りに向けた割り引きを新たに考えた。

ステージは2部構成で13演目。座員5人が出演する。福島県いわき市に伝わる「ぢゃんがら念仏」では、ウサギの毛で装飾したばちをふるい、唄と太鼓、踊りで鎮魂や無病息災を祈る。山形県民謡の「花笠音頭」や北海道の「ソーラン節」もある。

会場では感染対策を徹底し、席数は通常の半分に減らすほか、出演者による見送りは行わない。中山洋介代表(45)は「生の舞台で祭りの魅力や人が集う喜びを伝えたい。観客とは触れ合えないが、心通うステージにして元気を届けたい」と意気込んでいる。

入場料は70歳以上2000円、80歳以上1800円、一般2500円、小中学生1500円。定員は150人。申し込み、問い合わせは田楽座(電話0265・78・3423)へ。

出典元:田楽座 https://www.dengakuza.com/

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