プロレス界のレジェンドでWWE殿堂者の〝テキサスの荒馬〟ことテリー・ファンクさんが亡くなった。79歳だった。
WWEは公式ホームページで訃報を伝え「その粘り強さ、心、そして長寿のゆえに世界中のファンや仲間たちから尊敬されているファンクは、四角いリングの中にこれまで足を踏み入れた中で最もタフな競争相手の一人として記憶されるだろう」と追悼した。死因は明かしていない。
テリーさんはプロレスラーのドリー・ファンク・シニアの次男として誕生し、1965年にデビュー。75年12月、ジャック・ブリスコを破りNWA世界王座を獲得。米マットの頂点に立った。
日本でも大ブレークした。77年12月の全日本プロレス「世界オープンタッグ選手権」では兄のドリー・ファンク・ジュニアと組み、ブッチャー、シーク組と優勝を争った。ブッチャーのフォーク攻撃で血だるまになりながらも耐えて勝利をつかんだ試合は語り草。人気が爆発し、人気漫画「キン肉マン」に登場する「テリーマン」のモデルになった。
長年リングに上がり続けてきたが、21年には米メディアなどで、認知症をわずらい、施設で療養中と報じられていた。 超人気レスラーの訃報に、米マット界では悲しみが広がっている。〝狂乱の貴公子〟リック・フレアーはX(旧ツイッター)で「テリー・ファンクは偉大なレスラーであり、エンターテインナーであり、信じられないほど大胆不敵で、そして偉大な友人だった! プロレス界であなたの代わりは誰もいないことを知っている。我が友テリー・ファンク、安らかに眠ってくれ!」と悲壮な思いを投稿した。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1f441756c559fc0405ac4f69ff4938d58b58a57e