出典: 国民生活センターが公開した遠隔操作アプリに関する注意喚起情報（InpressWatchより）
おお、なるほど、こういう詐欺が増えてきているのか。この情報はあまりにも驚くべきだ。自分が生きている間に、詐欺師はこれほどまでに技術的に進化するのか。物事はどんどんと変わっていく、それも時代の一部だが、この種の進歩は我々の生活を良くするものではなく、犯罪者たちがどんどん賢くなる一方で、普通の人々はそれについていけていないようだ。
驚いたことに、この記事によれば、被害者のなんと68.7%が20代だという。これはびっくりだ。我々シニア層が最もテクノロジーに疎いと思われがちだが、実際は若者の方がデジタルな詐欺に弱いのだ。私たちは生活の大半をインターネットの存在しない時代で過ごしたため、そもそも信用するべきでないものを信用する傾向がある。一方で、若者たちはテクノロジーに対して自信過剰になっているようだ。
しかし、それを考えると、詐欺師たちは本当に賢いと言わざるを得ない。彼らは人々が欲しいもの、すなわち「簡単に稼げる」方法を謳い文句にしている。そして、最初に数千円を詐欺師に渡してしまうと、人々はその後、100万円、200万円という大金を詐欺師に渡すために、自分自身で遠隔操作アプリをインストールし、詐欺師に操作させてしまうのだ。すぐに儲けたいという欲望が、人々をダマし、最終的には自らの手で自己破壊をする原因となる。
とはいえ、皮肉なことに、私たちシニア層はこれらの詐欺から比較的安全だとも言える。この記事によれば、50歳以上の被害者は全体の8.2％しかいない。しかし、それは私たちが詐欺師からのターゲットではないという意味ではない。それはただ、我々がそもそもそれほど頻繁にインターネットを使っていないからだ。
そうは言っても、この種の詐欺から我々が完全に安全だとは決して言えない。我々もまた、十分にデジタルリテラシーを身につけ、この種の詐欺から自分自身を守る必要がある。そして、その情報を我々の子どもや孫たちと共有すべきだ。
この詐欺師たちは確かに賢いかもしれない。しかし、我々もまた、その知識を利用して自分たちを守ることができる。そして、次に詐欺師が何を企んでいるのかを予測するのに役立つ。私たちが他の人々に教え、警戒させることで、私たち全員が一緒になってこれらの詐欺師に立ち向かうことができる。
世の中には素晴らしい技術的進歩がある一方で、それを悪用する人々も存在する。私たちがするべきことは、それに立ち向かうための知識を得ることだ。そして、若い世代にその知識を伝え、彼らが同じ過ちを犯さないようにすることだ。これが我々シニアの新たな役割かもしれない。
昔から「うまい話には裏がある」って言うけど、いつの時代も変わらないね。簡単に儲かるっていうのは古今東西魅力的なワードなんでしょうね。皆さん、気をつけましょう。
