株式会社ハルメクホールディングスプレスリリース&Yahoo!Newsより
女性誌販売部数No.1の雑誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所は、今年のシニア世代の動向を振り返り、2022-2023シニアトレンドを発表いたしました。
シニア世代のトレンドは緩やかに、しかし確実に変化している
2022年はコロナ禍によって続いた行動制限も緩和され、シニア世代の生活にも明るい変化あったと言われます。シニア世代はどういったモノに関心があるのか、どういった価値観を重視するのか、これからどのように過ごしたいと考えているのか。リアルなシニアの今を明らかにするため、2022-2023年シニアトレンドを発表しました。
1. スマ活シニア
50~70代のハルメク読者もスマホ保有が当たり前になり、2022年は、動画、SNS、スマホ決済、ポイ活などデジタルを賢く活用する人が急速に増えました。 今後は、スマートウォッチや音声サービスの利用などに注目しています。センサリング技術で自分のカラダの状態を見える化できるムーブメントはこの世代にも来るでしょう。音声入力やオーディオブック(朗読音声で本の内容を聞ける配信サービス)の利用にも期待しています。活用がどんどん進み、大きな変化が起こっていくことでしょう。
ハルメク シニアトレンドより
私の周りを見ても女性の方がスマホを活用している人が多い気がします。おじさんはいまだにガラケーユーザーをよく見ます。
2. 推し活で若返り
2022年6月にハルメクが調査した結果では、推しがいる50~84歳女性は35.2%でした。推しにお金を使っている比率は7割で、平均年間9万円を費やしていました。 推し活が、学びやデジタル向上のきっかけになっています。推しがいることでトキメキが生じ、「若返った」「病が快方に向かった」と心身にポジティブな効用をもたらしています。 当該世代の幸せにつながるきっかけとして、2023年も推し活は広がりを見せていくことでしょう。
ハルメク シニアトレンドより
ヨン様の韓流ドラマブームからのファンが結構年取ったのかな? 推し活に力を入れて若返って行くのはいいけど、旦那さんは置き去りに・・・
3. とっくにSDGs
今のシニア世代は、SDGs目標が掲げられる前から「食材を使い切る」「必要な分のみ買う」「電気や水の無駄使いをしない」など、モノを大切に使う丁寧な暮らしを続けてきた世代。 「SDGsが目指す持続可能な社会の実現」と「地球を次世代につなぎたいという世代の思い」がリンクしてきた1年でした。これからもSDGs生活を牽引するオピニオンリーダーとして、他の世代に影響を与えていくことでしょう。
ハルメク シニアトレンドより
食材に関しては、女性の方がうまく使いますよね。私が料理すると食材に金を掛けすぎると怒られます。
4. コンパクト終活
終活は「まだ先のこと」「やらないといけないとはわかっているけど、気持ちが進まない」と後回しにする傾向があります。 「エンディングノートではなく1枚シートに書くだけ」「自分の葬式も身内だけ」と今やるべきことを前向きに厳選しました。終活をミニマム化すれば、しがらみから解放され、ラクに取り組めて身のまわりも気持ちもスッキリします。
ハルメク シニアトレンドより
コロナ禍でお葬式も家族葬が増えているみたいだし、終活自体もコンパクトにしているのかな? 確かにこれまでのエンディングノートって書くだけで大変そうだもんね。
5. AGE(アゲ)メイク
まだ完全にマスクは取れません。しかし、ハルメク世代の女性も「華やかにメイクして、おしゃれしたい」とお出掛けマインドが高まっていることを肌で感じた1年でした。 眉毛や目元をメイクすることで気分もシャキッとします。2023年も外出意向が高まることが予想されます。自分の気持ちをあ・げ・るきっかけとして世代に合ったメイクを求めていくことでしょう。
ハルメク シニアトレンドより
メイクすることで健康寿命を伸ばす話題とか、高齢者施設でのヘアカットのように、女性はいくつになっても綺麗でいたいと思うものですね。おじさんも負けてられないね!
6. 素材まるごとおやつ
以前からハルメク世代に、「加齢で不足しがちなカルシウムや食物繊維がおいしく手軽に取れる」と、素材を生かしたおやつは静かなブームでした。 ヘルシーなスナック菓子を現役世代が活性化させたという追い風もあり、「しらす煎餅」「ナッツ&フルーツ」「しいたけチップス」など素材をまるごと使った健康おやつが例年以上に人気でした。 これからは若者から発信するおやつだけでなく、ハルメク世代から発信するおやつも出てくるのではないでしょうか。
ハルメク シニアトレンドより
おやつは別腹ですもの、たくさん別腹があります・・・
ハルメクはシニアトレンドをこのようにまとめています。
シニアの負の感情の主原因は「健康・美容」と「デジタル社会」。健康・美容の衰えは、加齢によりおきる課題です。誰もが平等に訪れますが個人差があります。また、急速なデジタル社会の変化に追いつけないことが不安やコンプレックスにつながっています。
「歳を重ねるごとに意欲的」「祝われることが嬉しい」となるためには、どうすればよいのでしょうか。一つは、歳を重ねたからこそ得る「宝」に気づくこと。たとえば、知識・経験、時間、人脈、お金といったことです。決して平坦ではなかったに違いない長い道のりを乗り越えて手に入れた心の広さや優しさもあるかもしれません。実は失ったものより得たものの方が多いのではないでしょうか。
生活の知恵として賢く丁寧に続けてきた『とっくにSDGs』が実は地球や次世代を守ることに気づきました。このように発揮されずに眠っていた能力が、デジタルを味方に付けることで活かせるとわかってきました。自分が社会で活かせることに気づいた喜びははかり知れません。賢いデジタル活用によって開眼する『スマ活シニア』が増えたら市場も社会もさらに活気づいていくでしょう。
一つは、未来を想像してワクワク・スッキリすること。VUCA(ブーカ)時代で、先行きが不透明な社会なので中々未来に希望を持つことが難しいです。次世代の未来も自分の未来(余生)も前向きに捉えるにはきっかけが必要です。『AGEメイク』をして美しくおしゃれな自分、『推しきっかけで若返る』自分、『素材まるごとおやつ』を食べて一生歩ける自分を想像したら、ワクワクしました。億劫だった生前整理も死後の準備も『コンパクト終活』をしたら、しがらみから解放されてスッキリ。ワクワク・スッキリした未来をイメージできるモノやコトがこれからもシニアを幸せにしていくことでしょう。
プレスリリースより https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000034765.html
さあ、2023年はシニア女性になにが流行るのでしょう?
ハルメクの購読はこちらから