年金制度にまつわる報道を頻繁に耳にしますね。自分は年金をどのくらい受給できそうか、年金生活に向けて何かしらの準備をしたほうがよいのか、気になっている人も多いはず。
「後悔先に立たず」とならないように、老後まで10年ほどある50代の人に向けて『シニア世代が特に後悔している3つのこと』をお伝えします。50代の行動によって老後の生活を少しでもいい方向に変えましょう。
その1 「節制の習慣」をつけておくべき
高収入の人ほど「現役時代の稼ぎ」と「年金額」のギャップが大きい!一般的に50代は人生のキャリアの頂点になります。会社員であれば、役職手当が付き、収入が増えているケースも多いでしょう。それにつられて生活レベルを上げてしまう人は多く、そのまま年金生活に入ると悲惨な状況となります。
高収入の人ほど現役時代の収入と年金額にギャップが出てきます。そこを理解せず、以前と同じような暮らしぶりを続けていれば、貯蓄はすぐに底を突きます。習慣は急には変えられないので、50代の今から節制の習慣を身に付けておきましょう。そうすれば、年金生活に入っても大きな変化はなく、心穏やかに過ごせると思います。
その2 「もっと早く」老後の暮らしをイメージできていれば
65才以上の女性600人を対象に行った女性セブン編集部調査によると、「金銭面において65才までにやっておけばよかったこと」の1位は圧倒的な票数で「貯金」でした。また、準備は「お金」だけではありません。老後の住まいについても、早めに考えておきましょう。
それぞれの事情に応じた住まいを、お金に余裕があって体も動く50代のうちに、リサーチしておくとよいでしょう。ここで重要なのは、住まいのダウンサイジングを兼ねることです。広い家から狭い家に住みかえて、管理費などの必要経費を抑える発想を持ってみましょう。
その3 定年後の「働き口」を確保しておけば
老後資金が充分に貯められず、年金額も少ない場合、65歳以降も仕事を続ければ不足分を補えます。しかし、退職後に一から仕事を探すと、非常に苦労をする上に条件も悪くなってしまうでしょう。
自分にあった条件のよい仕事に就くためには、現役時代に定年後の働き口を見つけておくのも一つの方法でしょう。現役時代のスキルと人脈は、再就職のための強力な武器になります。