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年金情報流出、氏名、口座番号なしの誤送付だから、大丈夫?6年前の詐欺事例からみえてくる危険とは!

今月6日、年金振込通知書のハガキを郵送した際、宛名と中身を間違えた数が、97万2023件に上ると、日本年金機構は公表しました。

年金の個人情報漏洩は97万件 宛名と中身取り違え、年金機構が謝罪 この事件を聞いて、2015年に日本年金機構がサイバー攻撃を受けて、101万人分の基礎年金番号や氏名などの個人情報が流出した事件を思い出しました。

「またか起きたのか! 2015年の事件の時には、個人情報流出に便乗した詐欺電話が発生して、各方面から警戒が呼び掛けられました。2015年の不正アクセス事件と違うのは、当時は基礎年金番号、氏名、生年月日、住所の4情報すべてが流出したものもありましたが、今回の年金振込通知書には、振込先の金融機関名や基礎年金番号の記載はあったものの、氏名や口座番号は載っておらず「年金番号からは、個人は特定されない」とのことです。

詐欺は、事件などの出来事に便乗してやってくるもので、今回の年金振込通知書の誤送付は詐欺を行う上で、犯罪組織に格好の材料を与えたといって良いでしょう。

今の詐欺は6年前とは比べものにならないほど、手口は多様化、巧妙化していますので、高齢者が被害に遭う危険性は高まっていると考えています。

では、2015年の時にはどんな詐欺事件があったでしょうか。 70代女性のもとに「生活センター」なる職員から「あなたの年金情報が3社に漏れていたが、1社だけが解除できない」との電話がかかり、「このままだと、年金が勝手に引き出されてしまう」と言われています。

70代女性宅に「年金機構」を名乗って、まず”女性の名前や生年月日”を話して信用させたところで「あなたの個人情報が流出している」という電話もかかってきています。

60代女性のところには、日本年金機構の職員を名乗り電話がかかり、「アンケートに協力してください」と話して、家族構成や振込先の口座などを聞いてきた事例もあります。

80代女性の家に、金融機関職員をかたる男らが訪問して「年金情報流出で、 問題がある、振り込み口座を調査している」と話し通帳を見せるように言ってきました。

神奈川県の70代女性のもとに「年金機構」を名乗る人物から「あなたの個人情報が流出した」との電話があり、家にやってきた弁護士秘書の男にキャッシュカードを渡してしまい、300万円が引き出されています。

2015年には「あなたの年金情報が漏えいした」として年金番号や銀行口座番号、氏名などの情報を記入する内容の郵送物が届き、そこに入っていた返信用封筒で送ってしまった人もおり、この事件に便乗した郵送物が届くことも考えられます。

2015年の個人情報流出事件をきっかけに、詐欺につながる不審電話が数多くかかってきたことをみても、個人情報が流出した人だけが被害に遭うわけではありません。 このアポ電を、日本年金機構や市役所、金融機関などを装ってかけてくることが、たぶんに考えられます。

これにより、個人情報を知られてしまえば、オレオレ詐欺やキャッシュカードの詐取が行われるだけでなく、SNS上の闇バイトで募集した人物らを使っての強盗や窃盗がなされる危険性もはらんでいます。

今は、市役所職員などを名乗って「払い過ぎた保険料を払い戻します」と、お金が戻る電話をかけてきて、ATMに呼び出す、還付金詐欺も全国で多発しており、さらなる被害の拡大も懸念されます。

高齢者と見守る側との連携こそが被害を防ぐ 2015年に、300万円をだまし取られた高齢女性のもとには、6月1日に年金情報流出が発表されてから、数日後に詐欺の電話がかかってきています。

ということは、この瞬間にも詐欺につながる電話がかかってくるかもしれません。

同年、個人情報流出の不審電話が多発するなか、詐欺被害に遭う寸前に銀行員が止めた事例もあります。70代高齢女性のもとに「年金情報が洩れている」との電話がかかり、「あなたの預金を安全なところに移しておいたほうが良い」との話を受けて、銀行に向かい、8000万円をおろそうとしました。 しかし不審に思った銀行員が事情を聞き、説得して詐欺を防いでいます。

まもなく15日は、年金支給日となります。詐欺に遭うかもしれない、危険な一週間が始まったといえるでしょう。家族間で情報を共有して、便乗詐欺による被害ゼロとするためにも、十分な警戒をお願いします。

出典元:https://news.yahoo.co.jp/byline/tadafumiaki/20211007-00261955

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