デイリー新潮より
別に、私は最初から“おひとりさま”を目指していたわけではないんですよ(笑)。いまでも結婚する可能性がゼロとは思ってませんし、気がついたら“あら、私ってまだひとり身だったのね”という感じなんです。
おひとりさまのデメリットは体調を崩したときくらいでしょうか。急な発熱で寝込んだりすると「このままひとり身で大丈夫かな」なんて不安が募るのは事実。
でも、私の場合は同居人こそいないけれど、自宅の近所にスタッフが住んでいるのでそれほど心配はしていません。それに、何が起きても困らないよう必要以上に備えには気を遣っています。
氷嚢にしても、表面に水滴がつかないスポーツタイプのアイシンググッズを一式揃えたりね。少なくとも、元気なときは伴侶がほしいとは1ミリも思わない(笑)。
すると、私のようにおひとりさまが平気な人は、それを楽しめる素質があるのかもしれませんね。最近は「ドラゴンクエストX」のオンラインゲームにハマっています。
いまはスマホとガラケー、タブレット端末を使って、ブログはもちろん、ツイッターにインスタ、フェイスブックといったSNSを自分で更新しています。
SNSは私がいましていることや、思いついたことを、写真や文章で即座に発信できるので本当に便利。
スマホは災害時に安否確認や避難所を探すのにも役立つので、中高年の方も苦手意識を持たずに使いこなしてほしいですね。
還暦で生まれ変わったから、いまは9歳。でも、最近は箱の底から持ち上げなきゃいけなかったり、筋力の衰えを感じます。
わが家には他に人手がありませんから、私にできないことが増えると生活に直接的な影響が出てしまう。
ペットボトル箱のときに“助っ人”にしたのは、近所に住むスタッフではなくてゴムで薄手の使い捨て手袋でした。 箱の側面をギュッと掴んで固定する筋力が落ちていたところ、ゴム手袋が滑り止めの役割を持ち上げやすくなったのだな、と。
上着としてブラウスやカットソーを羽織りますが、下半身は短パンに、爪先が自由なトレンカレギンス&スニーカーが定番になっています。
この短パンは裾の幅や長さを何度も調整して、最も脚を動かしやすいサイズを作り上げました。きっと……70歳になってもこのスタイルはやめられないでしょうね。 おひとりさまで暮らしている以上、収入が絶たれたら生活が立ち行かない。アルバイトをするにも、年齢によって制限があると学びました(笑)。
歌手デビュー50周年を迎える再来年までにコロナが収まってくれるとありがたいですね。 私たちの世代は、他の世代と比べて人口が多く、高齢化社会に拍車をかけている面があると思うんです。 私たちがいろいろなことにチャレンジし続けて、幾つになっても若々しくステップアップする姿を示せたら素敵だなと思っています。
出典元:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10051057/?all=1