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高齢者にも人気…“方言”と“思いやり”大切にするタイの技能実習生 介護施設で奮闘中【静岡】

タイの技能実習生たちが、静岡県内の介護施設で研修している。新型コロナで当初の予定より1年半も遅れ、待望の来日に意欲満々だ。会話をするために方言を習ったり、思いやりを心がけた応対で、お年寄りの利用者に人気だという。

焼津市の病院に、タイからやってきた9人の技能実習生の姿があった。新型コロナによる入国制限が長引いていたため、予定より1年半遅れての待望の来日だ 彼女たちが学ぶのは、介護。

日本での留学経験があるアージェンさんも、来日を心待ちにしていた。一番頑張りたいことは、利用者さんに“思いやり”を持ちたいこと。7月からアージェンさんたちが配属されたのは、病院と同じグループの介護施設だ。

病院がある焼津市に隣接する、吉田町の介護施設で、実習を始めていた。タイ人技能実習生を受け入れた医療法人は、現在は施設の人手は足りているものの、実習生の将来と職員のレベルアップを目的に受け入れを決めたという。

5年後、10年後の人手不足を見据えているのかもしれない。そんな中、実習生が手にしていたのは、静岡県の方言のテキストだ。“一生懸命”は職員にも刺激になっている。

1993年に始まった、日本の技能実習制度、日本で習得した技能を、母国の経済発展にいかすことが目的だ。指導する職員にも刺激になっている。

コミュニティーケア吉田・介護主任 岸畑未央さん: 日本での介護を学んで国に持って帰るという目標に向けて、一生懸命さが伝わってくるので、こちらも彼女たちに負けないように一生懸命やっています。

この施設は、実習生の教育はもちろん、指導を通じて、職員自身が介護士としてレベルアップすることも狙っている。

介護主任 岸畑未央さん: 仕事に対する職員のモチベーションや意識が上がり、介護技術の基本を、初心に返ってみんなが意識してやるようになるというのがメリットです。

実習生は寮で共同生活 技能実習生として来日して、約1カ月。 コロナ禍で遠出はできないものの、実習生たちは寮での共同生活を楽しんでいた。実習生たちは今後3年から5年間、ここで介護の技能を学ぶ。

介護技能実習生・アージェンさん: 実習が始まると楽しいんですが、まだまだ勉強しなきゃいけないことがたくさんあります。 利用者さんにあった介護を“思いやり”をもってしたいです。

1年半越しにスタートした介護技能実習。実習生たちの努力が、日本とタイの介護現場で、今後大きな支えとなっていくはずだ。

引用元:https://www.fnn.jp/articles/-/407708