高齢になって噛む力や飲み込む力が弱くなっても本格的なフレンチを楽しんでほしい。それを実現するメニューを開発するプロジェクトが始まりました。
秋田県由利本荘市の「デイサービスほっと」にやってきたのはフレンチレストラン「レメデ・ニカホ」のキッチンカーです。ここで、高齢者向けフレンチの試食会が開かれました。
テーブルクロスを敷くといつもと違う雰囲気になり、デイサービスの利用者のみなさんの期待も高まります。メニューは地元の港であがった十数種の魚介類のブイヤベースにニンジン、シイタケ、キュウリなどを彩りよくまとめた野菜のテリーヌ青ジソのソース。メインは鶏肉と西目産リンゴの煮込み。デザートは黒ゴマのミルクプリン=ブラマンジェです。
このプロジェクトは地元の飲食関連の企業による「ニカホノサキ」と「デイサービスほっと」栄養士を養成する「聖霊女子短期大学」の3者を県中小企業団体中央会が結びつけて実現しました。
高齢者向けに配慮したポイントは”うまみ”で、自然と唾液が出るようにする、安全に飲み込めるように適度なとろみを付けることなどです。プロジェクトチームでは今後さらにメニューを工夫して試食会を重ね、来年2月に完成披露会を開く予定です。
引用元:https://www.aab-tv.co.jp/news/detail.php?e=22071916350044