成田悠輔氏、あの極端な発言で知られるイェール大学助教授が、高齢者向け生命保険のCM出演依頼を受けたとか。おそらくあの「高齢者は集団自決すればいい」との発言を踏まえると、保険会社の狙いは“炎上マーケティング”ではないかとの指摘もある。ふむ、時代も変わったものだ。
参考記事:成田悠輔「高齢者向け生保CMの依頼が来た」に反応続々…養老孟司氏も切り捨てた「集団自決発言」騒動から4カ月
しかし、私としては、養老孟司氏の意見に共感する。そうだよな、世の中は順送り。長い目で見ないと理解できない。彼の発言に一喜一憂することもないだろう。「放っておけばいい」というのは、さすが養老氏らしい考えだ。なるほど、その通りかもしれない。
それにしても、なんだかんだで成田氏が注目を浴びているのは面白い。高齢者を対象にしたCMのオファーが来るなんて、本人も予想外だっただろう。それとも、これも彼の戦略の一部だったのだろうか。まあ、その辺は知ったことではない。
それに、なんだかんだ言っても、年寄りの我々には生命保険は大事な存在だ。自分の死後、身内に迷惑をかけないための一助となる。それをCMで発信する役目を果たすのが成田氏とは、なんとも皮肉な話だ。