岐阜市が新たに展開した「わたしのあんしん終活登録」制度は、特に親族のいない高齢者を対象としています。本制度は、高齢者自身が事前に緊急連絡先などの重要情報を登録することで、本人が意思表示が難しくなった際に市がその情報を開示するものです。
本制度は６月１日より岐阜市で開始されました。６５歳以上の市民、特に一人暮らしの高齢者や親族のいない人が対象となります。事前に選んだ情報（緊急連絡先、主治医の情報、遺言書の保管場所など、全11項目から選択可能）を市に登録することで、病気や死亡などで本人が意思表示が難しい状況となった際、市が指定した機関や個人に代わって情報を提供します。
登録は市役所または郵送で受け付け、費用は一切かかりません。岐阜市によれば、同様の制度は全国の4自治体、例えば神奈川県横須賀市などでも導入されていますが、中部地方では岐阜市が初となります。制度開始から26日間で既に7人が登録を行っています。
岐阜市高齢福祉課では、「自身の死後の事を不安視する高齢者が増えている現状に対し、この制度を積極的に利用して頂きたい」と述べています。
引用元：https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230627/3080011566.html
