神埼清明高校の生活・福祉系列の2年生が14日、神埼市の神埼情報館で高齢者と交流した。輪投げゲームやリズム体操など体を動かしながら楽しめるメニューを提案し、参加者と一緒に楽しんだ。
医療福祉関係の仕事を目指す16人が、授業で学んだ高齢者との関わり方を実践した。音楽に合わせて手足を伸ばす「リズム体操」や、出した手の形で動作を変える「リアクションじゃんけん」など生徒が考案した企画で参加者を盛り上げた。アロマオイルを用意し、会話を弾ませながら一人一人に丁寧にハンドマッサージをした。
交流会は5月にも開催し、声が通らなかったことなど反省点も生かした。初村悠作さんは「どのゲームだと、分かりやすいか、楽しんでくれるかなど試行錯誤をして準備した。笑顔が見られてうれしい」と成果を話した。
参加した神埼市の荒木寿子さん(82)は「マッサージの時に、自分たちの学生時代の話や生徒さんの将来の話で盛り上がった」と振り返り、永田邦子さん(80)=同市=は「孫も遠い所に住んでいるので、久しぶりに若い人からパワーをもらえて元気が出た」と笑顔を見せた。(樋口絢乃)