Yahoo!ニュース「高齢者はコロッケ好き…単身世帯のコンビニ系惣菜の支出の実情をさぐる(2023年公開版)」によると、一人身のシニアは若者よりもコロッケが好きという実態が明らかになりました。
この記事は、日本の単身世帯の食費支出とコンビニ系惣菜の購入傾向について、総務省統計局の家計調査を基に分析しています。単身世帯は年齢層別に34歳以下、35~59歳、60歳以上に区分けされ、それぞれの食費支出と購入傾向が調査されています。
食費支出全体では、若年層は他の層に比べてやや低く、高齢層の支出はほぼ変わらず、中年層は増加傾向にあることが明らかになりました。これは新型コロナウイルスの影響で外食機会が減少し、その後持ち直した結果と考えられます。
商品別の購入傾向では、特に揚げ物と惣菜が注目されました。調査結果から、フライ系の食品は若年層だけでなく高齢層もよく購入していることがわかりました。特にコロッケやカツレツは高齢層の支出金額が上で、これは一般的な「高齢者は油系の食材を苦手とする」というイメージを覆すものでした。
また、サラダや焼き鳥は中年層が特によく購入しており、時間に追われる中年単身世帯が栄養バランスを保ちつつ気軽に食べることができる選択肢として手に取っている様子が見て取れます。
今後、単身高齢者の人数が増えることを見越して、各店舗は様々なニーズに対応した商品展開を行うでしょう。特にコンビニはリサーチ能力を活かし、対応を逐次行っていると見られています。これらの動向は今後も注視すべきでしょう。
参考記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20230523-00350362