若い力で地域のお年寄りを助けます。上田市で１０日、高校生が高齢者を訪ね困りごとや希望に応える「レンタル高校生プロジェクト」に取り組みました。
上田市で娘と２人で暮らす出雲祐成さん・９７歳のもとで作業する上田千曲高校生活福祉科の３年生。
これは高齢者の困りごとや希望に応える「レンタル高校生プロジェクト」です。
福祉を学ぶ１３人の生徒は、授業の一環で地域の高齢者の課題を知ろうと訪問活動を行いました。出雲さんが４人の高校生に手伝いをお願いしたのは自宅近くの畑に新たな柵を作ることです。
出雲祐成さん
「上手だな！この重みで打つんだよ」
出雲さんのアドバイスを受けながらも悪戦苦闘の生徒たち。作業することおよそ１時間…。
出雲祐成さん
「しっかりした！完成祝い！ご苦労様。きれいにできて助かりました全部やってもらうとこっちの仕事がなくなっちゃうからまだ頼みたいけど」
生徒は
「くぎ（打ち）とか慣れない作業が難しかった」
「今までリモートとか直接関わる機会があんまりいなくて、実際お話し聞いてアドバイスももらえていい経験だったと思えた」
一方、こちらは１人暮らしの８４歳の女性。２人の女子生徒がお願いされたのは足腰が悪い女性がなかなかできなかった部屋の片づけです。
「きれいになったね」
さらに苦戦していたスマホでの写真の撮り方も…。
生徒
「そしたら白い丸を押してもらえばとれますね。今撮れたと思います。これをおせばいいんだ」
コミュニケーションも貴重な時間になりました。
生徒は
「誰かの手がないとよりよい生活を送っていけないんだなーと思って若い人の手をもっと増やしていけたらいいのかなと思いました」
生徒たちは今後もこのプロジェクトを続け、高齢者の課題を解決する企画を考案するということです。
引用元：https://www.tsb.jp/news/nnn/news116v3ku6ohyf1x3k65f.html
