NTT東日本および西日本は、3月22日に5月1日からナンバー・ディスプレイサービスを無償化することを発表しました。対象となるのは、70歳以上の契約者や、同居している70歳以上の方の回線です。この無償化により、特殊詐欺防止に役立てることが期待されます。
ナンバー・ディスプレイサービスは、住宅用加入電話の場合、通常月額440円がかかり、工事費が2200円が必要です。しかし、5月1日から始まったこのサービスにより、月額料金および工事費が無料化されます。
特殊詐欺犯罪は年々増加しており、2022年には1万7520件が確認され、被害額は361億円に上るとされています。固定電話の利用者が被害に遭うことが多いため、発信者の番号を表示できるナンバー・ディスプレイサービスの無償提供によって、不審な電話への注意喚起が期待されます。
さらに、通話録音データをAIで解析し、特殊詐欺の疑いがある場合に通知する「特殊詐欺対策サービス」も、人数を限定して無償化されます。さらに、特殊詐欺の被害者や被害を受けるおそれがある場合には、電話番号変更の工事費も無償となることが発表されました。
これらのサービス無償化により、NTTは高齢者を中心とした特殊詐欺対策を強化していくことを目指しています。利用者には、知らない番号からの不審な電話に対してより注意を払うよう促すことが期待されています。
引用元：https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/22/news124.html
