「警察です。実はお宅に強盗が入る情報があります」札幌で相次ぐ不審電話

北海道ニュースより

「いまから行く」などと在宅を確認するかのような不審電話が相次いでいる札幌市で、新たなパターンの不審電話が札幌市手稲区で確認された。”警察官をかたる”電話だ。

2月15日午前10時13分ごろ、札幌市手稲区星置地区に住む60代の男性宅の固定電話が鳴った。男性が電話に出たところ、女の声で次のように告げられた。

「防犯の…といいます。■■さんのお宅ですか? 実はお宅に”強盗が入る情報”があります。住所は▲▲で名前は■■さんでいいですか?」

男性が間違いありませんと伝えると、電話は一方的に切られた。

警察によると手稲区の「星置地区」「金山地区」「曙地区」で14日に1件、15日は午前10時ごろから11時ごろの間に9件と、あわせて10件の「アポ電」が疑われる不審電話が確認されたという。

2月に入り北海道では「いまから行く」などと男の声による不審電話が187件(15日現在)確認されていて、このうち169件が札幌市内だった。中でも中央区宮の森地区が82件、豊平区福住地区が45件と突出している。手稲区で確認された不審電話はいずれも高齢者宅の固定電話にかかっていて、10件のうち3件は女の声だったという。

警察官をかたるパターンは全国的にみられる”アポ電”の手口と類似しているが、「ルフィ」を名乗る指示役が関与したとされる広域強盗事件でも「アポ電」が使われた可能性があり、十分な注意が必要だ。

警察は強盗や、窃盗、特殊詐欺などにつながる”予兆電話”の可能性が高いとして、不審電話があった場合は、すぐに警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかている。また不審な訪問者には対応せず、自宅の戸締りをしっかりとして欲しいとしている。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次