高齢者のスマホ操作お助けへ「学生キャラバン隊」行政手続き案内や交流促す効果も【神戸市】

高齢者のスマートフォン活用をサポートしようと、神戸市は、大学生による「e-お助けキャラバン」の派遣を始めた。学生が高齢者に対し、スマホの使い方だけでなく、簡単にできる行政手続きの方法なども紹介。市内の地域福祉センターで開かれる交流事業などに合わせて派遣しており、学生と高齢者らの世代間交流を促す狙いもある。

市民サービスの向上を目指し、市は行政手続きのデジタル化を進めている。市によると、現在、手続きの約4割が電子化されており、2025年度末までに約7割まで引き上げたいとしている。このため、市はデジタル機器に不慣れな高齢者らを支援しようと、同キャラバンの運用を決めた。

今月15日には、灘区の篠原地域福祉センターであった催し「ふれあい喫茶」に大学生3人を派遣。学生たちはアプリの使い方や交流サイト(SNS)の利用方法、市の電子申請システムを使った行政手続きについて、参加者に一つ一つ丁寧に説明していた。

灘区の主婦(73)は「なかなか聞きにくいことも気軽に相談できる。分からなかったことが解決できた」と笑顔。説明役を担った神戸女子大の4年生(22)は「役に立てて良かった。普段は関わることがない人たちとの交流は、いい経験になったし自分に自信がついた」と話していた。

市はこの事業を12月末まで実施する予定。23年度以降も継続するかどうかは今後検討するという。

引用元:https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202211/0015848257.shtml

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