札幌の高齢者およそ5500人分の個人情報が、特殊詐欺の犯行グループに流出していたことがわかりました。道警は、急きょ、情報が流出した高齢者宅を訪問し、注意を呼び掛けています。
警察官が訪れたのは、札幌市北区で1人で暮らす84歳の女性宅です。警察官の訪問は、この女性を含む札幌の高齢者およそ5500人の住所や氏名、電話番号などの個人情報が、特殊詐欺の犯行グループに流出していたことを受けて、緊急で行われました。
情報が流出した女性(84) 「考えたこともなかったからびっくりです。気をつけなきゃいけないな。変な電話はみんな切る」
道警によりますと、4月に札幌市内で起きた特殊詐欺事件の捜査で、犯行グループが高齢者のデータを、首都圏の名簿業者から購入していたことを突き止め、今月、業者から高齢者のデータを押収しました。
押収されたデータにあった10数人の高齢者は、既に特殊詐欺の被害者でした。道内の特殊詐欺の被害は、過去最悪のペースとなっていて、道警は注意を呼びかけています。
引用元:https://www.hbc.co.jp/news/dc78b3a1a3095827f59cea904b68baa7.html