子どもたちが高齢者の生活を疑似体験【三重・伊勢】

高齢者を大切に思う気持ちを持ってもらおうと、三重県伊勢市で子どもたちが体におもりをつけて歩くなどして、高齢者の生活を疑似体験しました。

この疑似体験は、年を取ると体の機能が低下する高齢者をいたわる気持ちを持ってもらおうと、伊勢市の社会福祉協議会が開きました。

市内の商業施設には、小学生から高校生までの合わせて9人が集まり、県立明野高校福祉科の生徒4人が講師を務めました。参加者は2人1組となり、1人が高齢者役、もう1人が介助役となって体験をしました。

このうち高齢者役は、手や足に合わせて10キロほどの重りをつけたり、視界を狭くして白内障の状態を体験できるゴーグルをかけたりして施設内を歩き、階段では転ばないようにゆっくりと歩いていました。

また、施設内の食品売り場を見て回る際は、介助役が高齢者役を腕で支えながら移動していました。参加した高校3年生の女子生徒は「腰が痛くなって、思ったより大変でした。おばあちゃんをもっと大切にしようと思いました」と話していました。

伊勢市社会福祉協議会の野中秀行さんは「体験を通じ福祉に関心をもってもらい、地域の活動に積極的に参加するようになってほしい」と話していました。

引用元:https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220822/3000024392.html

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