懐かしの曲心晴れやか 高齢者の外出機会に【府中】

童謡や愛唱歌を歌う講座などを開催している府中童謡の会(府中市)が、7月から懐かしの昭和歌謡曲などを聴かせる歌声コンサートの開催を始めた。感染対策で参加者は歌わない「鑑賞型」だが、コロナ禍で家に閉じこもりがちな高齢者の外出機会を作る狙いがある。

今月16日に府中市市民活動センター「プラッツ」バルトホールで開かれた2回目のコンサートには、約250人の観客が詰めかけた。この日は、いずれも音大卒のクラシック歌手2人とピアノ、バイオリン奏者計4人の「歌声カルテット」が、「高校三年生」「学生街の喫茶店」といった昭和歌謡や、「夏の思い出」「浜辺の歌」などの童謡・唱歌を中心に計22曲を披露した。

会場を訪れた同市の中鉢鈴子さん(77)は「変わりのない毎日の中で、うれしくて懐かしい。涙が出そうです」と喜んでいた。

同会は1986年に発足し、月に数回、童謡や愛唱歌を歌う講座などを開いている。同会代表の藤原美江さん(81)によると、現在は市内を中心に約400人の会員がいるという。

しかし、発足から35年余を経て、会員の高齢化が進み、さらにコロナ禍の影響で講座の参加者は減少。自宅に閉じこもりがちになった人も多く、「外に出て行ける場所を作ろう」と歌声コンサートを企画することにした。藤原さんは「歌は心が晴れるし、仲間作りにもなる。音楽で一緒に元気になってもらえれば」と話している。

11月まで月1回、試行的に実施し、好評ならコンサートを継続していくという。次回は9月9日午後2時から、同ホールで鑑賞型の歌声コンサートを開催する予定。10月以降は感染状況や国などの指針を踏まえながら、参加者も歌えるようにするか検討していく。

問い合わせは、府中童謡の会(府中市)(090・8591・7389)へ。

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20220820-OYTNT50118/

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