全国的に感染が拡大する中で迎えている行動制限がない夏。県内の観光地は8日も多くの人で賑わいをみせています。
昼過ぎの伊勢神宮内宮周辺。感染対策とともに暑さ対策をとりながら観光を楽しむ多くの人の姿がありました。
愛知県からの観光客は「去年までどこも行けなかったので久しぶりの家族旅行」と話し、東京から来た人は「ワクチンを打ってPCR検査を受けて来た」と話します。
行動制限がない夏を迎えるのはコロナ禍で初めてです。観光事業者は「緊急事態宣言でだいぶ苦労したので、業界にとってはありがたい」。
一方で、感染者数の急増を受けて三重県は、県内全域を対象に「BA.5対策強化宣言」を出し、重症化リスクの高い高齢者らに対して感染リスクに注意して行動することや、高齢者らにうつさない対策の徹底などを呼びかけています。
県内でも8月に入り、1日に発表される感染者数が過去最多を更新するなどいまだピークが見えない感染の波。一人一人の行動や意識が求められる夏となりそうです。
店の人は「営業できるのは幸せなことだが、これで感染が広がってしまったら元も子もないので、迎える側も来てもらう側も意識高くやっていけたら」と話していました。