スマートフォンにはネット検索をはじめいろいろな使い方があるが、中にはゲームにハマっている人が多いのではないだろうか。スマホゲームの実態について、クロス・マーケティング(東京)が行った「ゲームに関する調査(2022年)」によると、プレーする年齢層の中心は意外にも若者ではないことがわかった。
今回の調査は7月1日~3日に行い、対象としたのは全国15~69歳の男女2,103人。月に1回以上プレーする人にフォーカスをあて、プレー頻度、プレー時間の変化、プレージャンルや選定時重視点、支出金額と支出内容などを分析した。
まず、月1回スマホゲームをする人のうち、毎日行う人は65%、1週間に1回以上の人は9割を超えた。意外なのは、その年齢で「毎日」プレーする人の割合をみると、40代が72%と最も高く、次いで50~60代の中高年が目立っている。スマホゲームが日常的に浸透している様子がうかがえるが、1年前に比べてプレーする時間について、3人に1人が長くなったと答えるなど、コロナ禍がスマホゲームの在り方に影響を与えた可能性が高いといえそうだ。
プレージャンルについてみると、「パズルゲーム」「位置情報ゲーム」「シミュレーションRPG」が多い。全ての年代で「パズルゲーム」の利用者が多い傾向があるが、40~60代で特に人気が高いという。30代は「位置情報ゲーム」「シミュレーションRPG」が高く、10代では「音楽ゲーム」「FPS・バトルロイヤル」が突出するなど、年代によってゲームの好みが大きく異なるのは興味深い。
プレーするゲームを選ぶ理由としては「お金がかからない・価格が安い」が最も高い。なるべくお金を使わず楽しみたいというのが主流で、直近の1カ月の間にスマホゲームにお金を使った人は24%と少数派。ゲームにお金を使う人は20代・30代が多い。