【静岡・湖西市】高齢者の移動支援へ公用車を貸し出し

静岡県湖西市は高齢者が外出する機会をつくるため、公共交通機関でカバーしきれない移動を支援する取り組みを始めた。地域の自治会や社会福祉協議会(社協)など団体を対象に公用車を無償で貸し出し、高齢者を運ぶのに使ってもらう。

タクシーの予約が取りにくかったり、バスの運行便数が少なかったりしてもドアツードアで気兼ねなく外出できるようにする。高齢者の認知症予防など健康寿命の延伸につなげる。

公用車の貸出事業は6月29日から始めた。湖西市内で高齢者の送迎をしたい団体を対象に、7人乗りの車両を1団体あたり月に4回まで貸し出す。自治会や社協のほか、高齢者が通うサロンや体操などの場の実施団体や、住民参加型の移動支援に取り組む団体などの利用を想定する。燃料費は団体が負担する。利用には貸し出し希望日から開庁日ベースで7日前までの申請が必要となる。

高齢者の買い物や通院などでの外出支援に自家用車を使うと、事故などがあった場合に車両所有者の保険を使わなければならないなどのリスクを伴う。そこで公用車を無償で貸し出し送迎用途に充ててもらうことでリスクを軽減し、高齢者に身近な地域の団体が外出支援を手掛けやすくする狙い。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC117XS0R10C22A7000000/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次