聖隷クリストファー大リハビリテーション学部作業療法学科の3年生31人がこのほど、浜松市北区細江町の有料老人ホーム「浜松ゆうゆうの里」を訪れ、入居者に人生についてインタビューした。地域の高齢者と交流し、世界に一つだけの人生史を贈る「自分史作成プロジェクト」の一環。
学生は6グループに分かれ、6人の入居者に取材。柴田艶子さん(92)には、誕生日や名前の由来などの基本情報や家族との思い出などを質問した。夫と約200通の手紙のやりとりをしたエピソードや、クルーズ船での旅行を楽しんだ経験などについて聞き、メモを取った。
学生は取材内容を参考に、写真や絵を交えて冊子を制作し、入居者に届ける。橋田菜々佳さん(21)は「柴田さんが歩んできた人生に沿った本を作り、良い思い出にしてもらいたい」と話した。