大阪府内で多発する特殊詐欺の被害を防ごうと、大阪府警吹田署や関西みらい銀行などは11日、同行吹田支店で防犯教室を開き、寸劇を通して高齢者らに注意を呼び掛けた。
劇は吹田市職員になりすました犯人が高齢女性に「保険料の還付金がある」と噓の電話をかけ、ATM(現金自動預払機)から大金を振り込ませてだまし取ろうとする内容。不審な電話があれば最寄りの署や周囲の人に相談するなどの対処法も紹介し、観覧した12人は熱心に聞き入っていた。
吹田署管内で昨年確認された未遂を含む特殊詐欺の被害件数は、府内全66署で最多の115件(計約1億3600万円)。今年も被害が相次いでいるという。
川畑慶和署長は防犯教室で「詐欺被害に遭うと身も心もぼろぼろになる。そんな思いをする高齢者をなくしたい」と話した。
引用元:https://www.sankei.com/article/20230711-H45OXTQH7RPHLM5BY2UOQXIZMA/