秋田テレビより
13日、秋田市で開催されたスポーツ大会は、参加者とスタッフのほとんどが高齢者で、会場は元気な笑い声と心地よい汗で溢れていました。この大会は、秋田市老人クラブ連合会の60代から90代の会員約300人が参加し、スポーツを通じて交流を深め、健康増進を目指すものです。
選手宣誓を行った石塚ミエ子さんは、「私たちは、新しいスポーツに、仲間を信じ競技に打ち込み、勝利を目指します」と力強く語りました。競技は、世代を問わずにいつでも気軽に楽しめるニュースポーツで、スティックを使って点数のついた穴に球を入れるスカットボールなどが行われました。
佐藤愛純アナウンサーは、「力加減が難しいということで、皆さん工夫して取り組んでいる」と参加者の熱意を伝えました。また、83歳の参加者は、「あまり強く打たないというのかな、そういう感じよね」と、自身のコツを明かしました。
今大会最年長の90歳・佐藤勇次郎さんは、「グラウンドゴルフとかいろいろやっているから、まず健在です、今のところ。楽しい所に行って、楽しくしないとだめ、人間っていうのは。そうしないと長生きしないよ」と、活動的な生活の重要性を語りました。
新型コロナウイルスの影響で大会の中止が続いたことから、参加者がけがをせずに運動機能を向上できるよう、競技は2022年にニュースポーツに変更されました。参加者からは、「非常に楽しかったです」「高い得点が入ったときは、わーっとなりました」「88歳にもなって、こういうことがやれるというのは良いことだと思う。みんなと来ておしゃべりして、会ったことのない人としゃべったりして良かったです」と、大会の楽しさと有意義さを伝える声が寄せられました。
このような大会を通じて、参加者たちは仲間と声を掛け合いながら、生き生きとプレーを楽しんでいました。高齢者の社会参加と健康増進を促進するこのようなイベントは、地域コミュニティの活性化にも寄与しています。
秋田市老人クラブ連合会の取り組みは、高齢者が活動的な生活を送り、健康を維持するための一例として、他の地域でも参考にされることでしょう。新しいスポーツに挑戦しながら、仲間との交流を深め、楽しみながら健康増進を図るこの大会は、高齢者の生活に新たな活力をもたらしています。
今後も秋田市老人クラブ連合会は、高齢者が楽しみながら健康を維持できるようなイベントを開催していく予定です。これからも参加者たちの元気な笑顔と活動的な生活が続くことを期待しています。