「VTuber」はYouTube界隈で活発な発展を遂げ、ゴールデンウィークには幕張メッセで「VTuber Fes Japan 2023」が開催されるなど、新たな日本の文化として定着しつつあります。その中で注目を浴びているのが、85歳の後期高齢者VTuberとAI VTuberのコラボレーションです。
次世代型コンテンツ開発を行うポップスコッチは、後期高齢者VTuber「メタばあちゃん ひろこ(85)」とAI Tuber「NYAVATAR」のYouTubeコラボを発表しました。「メタばあちゃん」プロジェクトは、元気でユニークなおばあちゃんを人気アイドルに育成するもので、「ひろこ(85)」はその中で特に人気のメンバーで、後期高齢者VTuberのパイオニア的存在と言えます。
一方の「NYAVATAR」は、実在する猫をモデルにしたAI VTuberで、対話や画像、音声、歌声のクオリティがAI機能の発達に応じて向上するのが特徴です。このような人間味あふれるキャラクターと後期高齢者VTuberが交わることで、新たな価値を感じさせるやりとりが期待されます。
コラボ動画は、メタばあちゃんとNYAVATARの各チャンネルで公開されています。動画はそれぞれ約2分で、互いの自己紹介から始まり、ひろこ(85)の元気の秘訣などを話すなど、滞りない会話が展開されています。特に注目すべきは、ひろこ(85)が話した子どもの頃のエピソードについて、NYAVATARが要点をかいつまんで振り返り感想を述べるシーンです。お互いが異なる立場を受け入れ、相手を理解しようとする姿は、「人類とAIの調和」を象徴しているように見え、次回作にも期待が高まります。