eスポーツがシニアの健康に効果的 交流促進や認知症予防に期待

高齢者の健康や社交促進のために、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を活用する動きが広がっています。eスポーツを取り入れることで、認知機能の改善や眼球の動きの向上などの効果が報告されており、人材育成の取り組みも進んでいます。

名古屋市の教育委員会が初めて開催した「eスポーツで生涯学習」という講座では、リズムゲーム「太鼓の達人」やパズルゲーム「ぷよぷよ」を楽しむ十三人の高齢者が参加しました。民間団体の日本アクティビティ協会によると、認知症予防のためにeスポーツを取り入れる高齢者施設が増加しており、二百以上の施設があると報告しています。

同協会は2018年から、「健康ゲーム指導士」を育成し、ゲームの利点や社交の促進を普及させる活動を行っています。科学的研究も進んでおり、慶応大学の研究チームは、週に一度約二時間「太鼓の達人」をプレイした21人の平均年齢79歳の被験者を調査した結果、ゲームによる眼球の動きの変化や認知機能の向上が確認されました。

眼球の動きと日常生活における転倒予防の関係性については、今後の検証が必要ですが、eスポーツは高齢者の介護予防につながる可能性があるとされています。

引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/244030

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