“高齢者でも食べやすい本格フレンチ”お披露目【秋田県】

ABS秋田放送より

かむ力や飲み込む力が弱くなった人でも食べやすいフランス料理が開発されました。

高齢者施設や自宅でも調理できるように商品化され、3月1日の販売開始を前に料理がお披露目されました。お披露目されたのはスープや魚のテリーヌなどフランス料理4品。いずれも、かむ力や飲み込む力が弱くなった人でも食べやすいように開発されました。

レシピを考案したのは、にかほ市の飲食関連業者でつくる協同組合ニカホノサキのメンバーで、フランス料理店を営む渡邊健一さんです。聖霊女子短期大学も栄養バランスなどを考え、秋田県中小企業団体中央会が仲介役として開発を進めてきました。2022年の夏から秋にかけては由利本荘市内の高齢者施設で利用者に試食してもらい、改良を重ねました。

関係者や高齢者施設の職員などを招いて開かれた試食会。料理は、やわらかく煮たりとろみをつけたりと工夫されています。鶏肉をリンゴと一緒に煮込んだ肉料理を林アナウンサーも試食しました。「思った以上に柔らかいですね。かまなくても口の中でお肉がほどけていく感じで」「酸味もソースから感じられますし、肉のうまみも出ていて本格的な味わいです」

渡邊健一シェフ「食を楽しんでもらいたいです。食事をする時間を共有してご家族だったり友人だったりでいろんな環境を抱えている方々も境目なく一緒に食事を囲んで楽しんでいただける時間を作ってもらたらなと思います」

料理は、注文に応じて真空パック状態で高齢者施設や自宅に届き、湯せんするだけで食べられます。販売は3月1日から。協同組合ニカホノサキのホームページなどで予約を受付けます。

引用元:https://www.akita-abs.co.jp/nnn//news93bkferwtcr6l6e0dt.html

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