静岡新聞より
心身の健康維持のために卓球用具を活用した気軽な運動を指導する卓球療法士の資格取得講習会が23日、磐田市見付の磐田卓球場ラリーナで開かれた。東京五輪卓球金メダリスト水谷隼さんの母で、有資格者の水谷万記子さんが、地域の高齢者や障害者を元気にするため、卓球療法を普及しようと企画した。
同市や浜松市の保育士や福祉施設関係者ら5人が、日本卓球療法協会役員の指導を受けながら実技講習に挑戦。万記子さんがコーチを務める豊田町卓球スポーツ少年団の小中学生とともに、座ったままピンポン球を台の上で転がして対戦するチームスポーツ「卓球バレー」「卓球ホッケー」などに取り組んだ。プレーする側と審判の両方を体験し、ルールや楽しみ方を学んだ。
万記子さんは「卓球台がなくてもテーブルなどで気軽に楽しめる。高齢者や福祉施設の利用者に、楽しみながら体と頭を使うレクリエーションとして親しんでほしい」と話した。