高校生が冬の観光ツアーを企画して高齢者を気遣いながら案内【宮津・舞鶴】

両丹日日新聞より

福知山市大江町金屋、京都府立大江高校(松田潔校長)地域創生科2年生12人が企画した冬の観光ツアーが、このほど実施された。

高齢者の健康と生きがいづくりに取り組む公益財団法人京都SKYセンターとの連携事業で、生徒たちはツアーに参加したセンター会員のガイド役を務め、楽しい時間を提供した。

2年生の観光ビジネスの授業の一環で、観光ツアーは2016年から毎年、生徒たちが企画して行ってきたが、昨年はコロナ禍で中止となった。 今回は舞鶴市内と宮津市内の天橋立を巡るツアーで、京都、宮津両市に在住のセンター会員の高齢者20人とセンター職員2人が参加。旅行主催の「日本旅行」の添乗員1人と教諭2人が付き添った。

参加者たちはJR京都駅からバスで西舞鶴駅まで行き、ここから高校生がガイドとなり、最初の訪問地の五老ケ岳では、舞鶴湾の地形や舞鶴港の歴史などを説明した。このあと旧海軍ゆかりの舞鶴湾を巡る遊覧船にも乗り、湾に停泊する海上自衛隊の護衛艦についても紹介した。

道の駅舞鶴港とれとれセンターでの昼食後は、京都丹後鉄道の観光列車「あかまつ」で天橋立駅へ。駅周辺では、チェックポイントを巡って写真を撮り、得点を集めるイベント「フォトロゲイニング」をした。生徒たちと参加者たちは混合の4グループに分かれ、アドバイスを出し合いながら楽しんだ。

ツアー中、生徒たちは参加者たちへの声掛けを忘れず、「しんどくないですか」「足元に気を付けてください」などと気遣った。また忘れ物をした参加者の荷物を取りに行くなど機敏に動き、喜ばれていた。

参加者からは「ツアーのコースもガイドも素晴らしかった」「高校生から元気をもらった」など、生徒たちに感謝の気持ちを伝える意見が出ていた。2年の足立愛里亜さんは「本格的なツアーガイドで、もっとこうしたほうが良かったなというところもありましたが、シニアの方々と仲良く話すことができて楽しかったです」と喜んでいた。

引用元:https://www.ryoutan.co.jp/articles/2023/02/94559/

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