高齢者宅の除雪支援 西和賀町スノーバスターズ始動【岩手県・西和賀町】

岩手日日新聞社より

本県随一の豪雪地・西和賀町内で雪かき作業に取り組むボランティア「西和賀町スノーバスターズ」(深澤賢雄会長)は18日、今冬の活動をスタートさせた。中高生や地域住民らが除雪困難な高齢者宅などを訪れ、支援や交流の輪を広げる。

2022年度の会員数は湯田、沢内両中学校と県立西和賀高校の生徒143人と一般会員164人の計307人。23年3月まで毎月第2日曜日を統一活動日とし、地区別の21班に消防署員や福祉施設利用者らを加えた体制で、1人暮らし高齢者世帯や障害者世帯など91戸を対象に奉仕する。

同日は新型コロナウイルスの影響で出動式が中止となったが、6班の計40人ほどが活動。同町上野々では、中学生ら6人が屋根から落ちた雪などをスノーダンプで運搬し、流雪溝に投入する作業に汗を流した。

湯田中1年生は「大きい塊を一気に流すと詰まるのでスコップで砕いている。頑張ったねと言ってもらえるとうれしい。重たい雪をいっぱい片付けたい」と張り切り、地域住民は「今年は一気に降ったので、屋根の雪が落ちて固くなる前によけてもらうのは助かる。子供たちを見ると気持ちも明るくなる」と感謝していた。

スノーバスターズは1993年に旧湯田町、旧沢内村で発足し、2005年の町村合併に伴い現在の形となった。会員の他に、町内外から活動に参加するボランティアを受け入れており、町社会福祉協議会地域福祉課の藤原陵太さん(33)は「人が少ない町だからこそ、つながりや結(ゆい)の気持ちで支え合うことができれば。多くの方に協力いただきたい」と呼び掛ける。

引用元:https://www.iwanichi.co.jp/2022/12/19/9307344/

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