神戸新聞NEXTより
パソコン修理を装った架空料金請求の詐欺被害を防いだとして、兵庫県警篠山署は、ローソン篠山野中店(同県丹波篠山市野中)の店員原田明穂さん(31)=同市=に署長感謝状を贈った。原田さんは「気になって声をかけただけ。でも感謝状はうれしく、誇りに思います」と話している。
11月1日午前7時20分ごろ、レジを担当していた原田さんに、市内に住む70代の男性が電子マネーカードを持って「5万円入金したい」と話しかけてきた。額が大きいと思った原田さんは「最近、特殊詐欺がはやってるんですが、違いますか」「だまされてませんか」などと声をかけた。
男性は否定したが、原田さんがさらに尋ねると、「パソコンが急に壊れた。買ったばかりで困るので、だまされてもいいから(修理代を)払う」と説明。同様の手口に覚えがあった原田さんは、来店していた本部社員を通じて、同署に通報した。
「自分でもできることがあるとわかったので、これからも声をかけていきたい」と原田さん。三浦和弘署長は「年末にかけてさらに気をつけてほしい。パソコンに不審な警告や表示が出たら、まずは警察に相談して」と呼びかけた。
引用元:https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/202212/0015891125.shtml