不明高齢者の保護訓練 市民ら通報に協力【茨城県高萩市】

茨城県高萩市は20日、認知症などで行方が分からなくなった人を早期発見、保護するための訓練を実施した。行方不明の高齢者に扮(ふん)した人が実際に市内を歩き、市民と事業所の従業員らが、市や高萩警察署への通報に協力した。

訓練は70歳代で身長160センチ、黒っぽい服装の女性が行方不明になり、家族が警察に届け出たと想定。午後0時45分に市が防災行政無線や防災アプリ、交流サイト(SNS)などで市民に情報を配信した。

高齢者役は在宅介護支援センターの職員3人が務め、市街地の3ルートを歩いた。協力事業所から連絡があったり、通りかかった人にチラシを渡してその場で通報してもらったりした。

市は2016年度から、協力事業所と共に、不明者の早期発見に努める「市徘徊(はいかい)SOSネットワーク」を構築。現在は87事業所が参加しており、体制強化を図るため訓練を行った。

同センター職員の桃井咲江さん(53)は「認知症の高齢者の徘徊は市民の皆さんが身近なこととして考えてくれているが、通報はしたことがないと思うので練習になる」と話した。

引用元:https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16662617856943

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