県内では、住宅メーカーやカード会社の社員と名乗る男性が、高齢者から口座番号を聞き出そうとする不審な電話が相次いでいます。警察は「うそ電話詐欺」の可能性があるとして注意を呼びかけています。
警察によりますと、この不審な電話では、まず住宅メーカーの社員を名乗る男性が高齢者の自宅に電話をかけてきて、「新しくできる老人ホームに入居しないか」などと勧誘します。
勧誘を断ると、今度は実在するカード会社の社員を名乗る男性から電話がかかってきて、「高額な額の入金が確認された」とうそを言い、住宅メーカーに確認するようしむけるということです。
そして、住宅メーカーに電話すると、意味の分からない説明をしたうえで、現金を戻すため、預金口座を持つ銀行と口座番号を教えるよう求めてくるということです。
似たような電話は、ことし5月から5日までに県内で10件以上確認されていて、警察は「うそ電話詐欺」の可能性があるとして注意を呼びかけています。
これまでのところ、被害は出ていないということです。
警察は、個人情報を聞かれたり、お金の話をされたりしたら「うそ電話詐欺」を疑ってすぐに電話を切り、相手の言うとおりにせず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20220807/5050019855.html