インターネットの通販は6月1日から購入の最終確認画面に金額や解約方法など注文内容を表示することが義務付けられます。
インターネットの通販サイトでこういった画面を見たことはありますか? 「お試し初回無料!」「いつでも解約可能」
初回無料と強調しながら、よく見ると離れた場所に小さな文字で「実際は定期購入が条件」で簡単に解約できない内容などが表示されています。
1日から消費者に誤解を与えるこうした表示は禁止となります。改正特定商取引法の施行で、ネット通販で注文すると最終確認画面に商品の数や、定期購入の場合は2回目以降の価格、それに解約の方法などが分かりやすく表示されるようになります。
「詐欺的な定期購入商法の消費生活相談が非常に増加しているので、消費者被害を防止するための改正です」(山梨県 県民生活安全課 北村徹課長)
これは山梨県の県民生活センターに寄せられた定期購入に関連する相談件数です。インターネットやSNSの広告をみて「1回だけのつもりで申し込んだら定期購入になっていた」といった相談は2021年度は229件で、この5年間で実に4倍に増えました。
商品は化粧品が前の年度の2倍以上に増え半数余りを占めています。
県民生活安全課 北村徹課長「50,60,70代の相談件数が非常に多くなっている。中高年にもスマホが普及している。小さい文字もなかなか見えにくい、その文字を見落として契約してしまうことが考えられる」
県は特にお得感を強調したネット通販は、必ず内容を確認するなど利用する際の注意を呼び掛けています。
引用元:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/uty/58731?display=1