買い物を心と体のリハビリにつなげます。山辺町できょうから、自宅とスーパーの間を送り迎えする、高齢者向けのサービスが始まりました。
今月1日時点での、山辺町の65歳以上の高齢者は4745人。高齢化率は34.38%に上り、移動手段の確保と健康の維持が課題となっています。こうした中、町と社会福祉協議会が協力し、介護保険を使った高齢者向けの買い物サービスがきょうスタートしました。
対象は、町内で介護サービスを受けている人。週1回、自宅と町内のスーパーなどの間を、低料金で送迎してもらえます。きょうは町民6人が利用し、およそ1時間、買い物を楽しみました。
(インタビュー利用客) 「週1回は買い物に来ていたが、運転免許証を返納したので、大変助かる。続けてもらいたい」
(インタビュー利用客) 「(Qいっぱい買われました?)重いものだけ。自転車しか乗れないから。雪降りとか雨はダメ。助かっている」 関係者も、新しいサービスに手応えを感じているようです。
(インタビュー 山辺町社会福祉協議会吉田郁男事務局長) 「外にも出られて買い物もできて、筋力の低下予防と認知症の低下予防で喜んでいただいている」
(インタビュー 山辺町遠藤直幸町長) 「町の高齢化が3割に来ているので元気な老人でいてほしい」
現在、県内でこのサービスを導入しているのは山辺町と天童市の2つだけです。地域の足の確保と健康増進を目指した取り組み、広がりを見せるか注目です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8aa05630a9fc91bce765d38f6ad9ac3f889cdd55