閉店の茶店が駄菓子店へ シャッター解消、集いの場 高崎中央銀座に開店

かつて群馬県高崎市のにぎわいを象徴する場所の一つだった中央銀座通りで、閉店した茶店が駄菓子店に生まれ変わった。

長く閉じたままだったシャッターが上がり、店舗から子どもたちの笑い声が聞こえるようになった。店長の秋山亜希子さんは町名通りの「みんなで寄り合える場所になれば」と意欲を見せている。

元々は数代続いた茶やノリを扱う「岡庄園」だった。人が集いやすいように家族が店舗スペースを改装したが、使われず、銀座通りの多くの店と同様にシャッターが下りたままになっていた。

男性は2021年3月に亡くなった。男性の介護を長く担った会社「アイ・ウィッシュ」の小池昭雅社長が、家族から「店を活用してくれる人がいないか」と相談された。かつてのにぎわいを「憧れ」として記憶に残す小池社長は「憧れの場所は憧れのままであってほしい。町が明るくなったら」と、自ら活用に名乗りを上げた。

「人が集まる場所」を模索する中、地域交流などを目的に自社の介護施設の一角で扱っている駄菓子に着目。シェアハウスやイベントの運営経験があり、「人とのつながりが好き」という秋山さんに店長を委ねた。

茶屋時代の棚に駄菓子を陳列。 昔の駄菓子店がように、商品価格は端数をなくし、小銭を握りしめて計算しながら選べるように工夫した。好みを聞き、昆布を使った菓子を取り扱うようにもした。将来的には茶を飲みながら雑談できる場にしたいという。

秋山さんは「『ただいま』とやって来て、子どもが何でも相談できる場にできれば。わいわいと人が集まり、『おかえり』と迎えられる場、安心して来られる場にしたい」と話している。

引用元:https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/81210

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