地域の高齢者宅のごみを出すボランティアに参加した新潟市中央区の山潟中学校の3年生に、山潟地区コミュニティ協議会が感謝状を贈った。受け取った生徒は「卒業しても続けたい」などと地域に関わる気持ちを新たにしていた。
山潟コミ協と山潟中は2014年度から連携し、地域に住む高齢者のごみ出し支援に取り組んでいる。支援を求める高齢者とボランティアは登録制。生徒は朝の通学途中に担当する高齢者宅に立ち寄り、ごみを捨て場に持っていく。2021年度登録した生徒約20人のうち、3年生は12人だった。
山潟コミ協は毎年卒業式の前に、担当者が学校に出向いて3年生に感謝状を贈っている。感染禍の今年は貝塚敦校長が2月22日に代理で渡した。
生徒(15)は「一日の始まりを気持ちよく迎えられた。助け合いの気持ちをいつまでも持っていたい」と話した。山潟コミ協の女性(67)は「利用者からは頼もしいとの声がある。地域の助け合いの心を学んでくれてうれしい」と感謝した。