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独特の存在感「クイズ!脳ベルSHOW」シニアに特化し長寿番組に

9月にテレビ朝日系の長寿クイズ番組「パネルクイズ アタック25」が、46年5カ月の歴史に幕を下ろした。時代とともにクイズ番組のスタイルは変遷し、今は教養系が人気だ。

そんな中、シニア層をターゲットにしたBSフジの「クイズ!脳ベルSHOW」が放送回数1300回を超え、独特の存在感を示している。高齢化社会を反映して「シニア」をキーワードに異彩を放つクイズ番組である。

コンセプトは「年老いていく脳に警鐘を鳴らす」。10月18日の放送で1300回を迎えた。帯番組でペースは速いが、クイズの帯番組が今は他にないことを考えれば、すごい数字だ。

番組が始まる15年当時、BS各局にクイズ番組はなく「シニア向けのクイズ番組を」とスタートした。演出の丸林徳昭氏は「解答者も40代以上にして、前半が脳トレ系、後半が懐かし系のクイズ。大きな流れは変わっていません」。

4人の解答者が問題に答えるシンプルな形式だが、解答者の顔触れが各回すごい。今日15日の解答者は俳優の芦川誠と一色采子B&Bの島田洋八歌手の瀬川瑛子。 丸林氏は「むちゃくちゃ人気があったけど、今はあまり(表に)出ていないという方は結構います。でも(BSの)視聴層には今も変わらずスターなんです」。難問はなく、人生経験を生かせる問題ばかりだ。

司会の岡田圭右(52、ますだおかだ)とアシスタントの川野良子アナウンサーの存在も大きい。クイズ慣れしていない解答者も多くハプニングも起きるが、岡田の絶妙のアドリブと川野アナとの掛け合いで巧みに進行する。

BS各局は昨年末に開局20周年を迎えたが、「選択視聴のチャンネル」という。選択してもらうためには、他局より特化した番組でシニア層の習慣性に合致することが大切という。 番組の面白さはもちろん、高齢化社会に、この習慣性を確立できたことが成功の秘訣だろう。

◆BSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」 タイトルはノーベル賞に由来。解答者4人が月曜と火曜、別の4人が水曜と木曜に競い、上位2人が金曜の週間チャンピオン大会に進出する。賞品はお米。番組と連動した本「50日間 脳活ドリル」は第8弾が発売中。

【クイズ番組の歴史】

日本のテレビ初のクイズ番組は、53年に始まったNHK「私の仕事はなんでしょう」だった。「消費動向調査」によると、白黒テレビの世帯普及率が50%を超えたのは61年で、この年からクイズ番組は急速に増えていく。

▼夢の電化製品

60年代前半は「三種の神器」があこがれだった。白黒テレビの世帯普及率が50%を超えた61年の洗濯機は50・3%。フジテレビ系で同年8月開始で視聴者が出場する「ズバリ!当てましょう」や、63年開始のテレビ朝日系「がっちり買いまショウ」は、そうした時代を反映した。

▼夢の海外旅行

日本人の海外渡航は64年4月1日に制限付きで自由化されたが、代金は庶民には超高額だった。77年開始の日本テレビ系「アメリカ横断ウルトラクイズ」は、クイズを海外で行う破格のスケールで人気を博した。

▼カラー時代

75年にカラーテレビの世帯普及率が90%を超えた。パネルに赤・緑・白・青の色を使った。カラーテレビ100%時代を先取りした。

▼司会力

70年前後から司会者に著名人を起用した。69年開始のテレビ朝日系「クイズタイムショック」の初期は俳優の田宮二郎さん。76年からのTBS系「クイズダービー」は大橋巨泉さん。 00年からのフジテレビ系「クイズ$ミリオネア」はみのもんたが司会で、「ファイナルアンサー!?」が流行語になった。

▼紀行クイズ番組

バブルへ向かう80年代は、海外旅行気分を味わえる番組が増えた。81年開始のフジテレビ系「なるほど!ザ・ワールド」(司会・愛川欽也さん)や、83年開始のTBS系「世界まるごとHOWマッチ」(司会・大橋巨泉さん)

▼タレント主役

バブルへ向かう80年代は、海外旅行気分を味わえる番組が増えた。北野武と逸見政孝さんで91年にスタートしたフジテレビ系「たけし・逸見の平成教育委員会」。島田紳助さんが司会の同系「クイズ!ヘキサゴン」(02年から)も総タレントだった。

▼小学生から東大生

クイズ番組はどれもためになる。 日本テレビ系「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」や、TBS系「東大王」が代表格。

引用元:https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202111150000081.html

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