高岡市問屋町の特別養護老人ホーム「雅」などで1日までに、高齢者がスマートフォンを使って、人工知能(AI)を活用したキャラクターと会話する実証実験が始まった。AIを話し相手とし、高齢者の脳と心の健康維持に役立てる。
実験はITベンチャーのRATH(ラース、東京)が実施する。AIキャラクター「日向メイ」が高齢者の質問に答える。世界的に関心を集める対話型AI「チャットGPT」と同様のAIを活用する。
バロン(富山市)の浅野雅史社長がラースに出資した縁で、施設を運営する社会福祉法人Q・O・L福祉会が協力することになった。ラースの原田謙一社長は「高齢者に寄り添うAIを開発したい」と述べた。