反対側の道路を歩く女性に違和感、戻って声をかけたら…三木の頼光さんに県警感謝状

神戸新聞より

兵庫県三木市内の路上で道に迷っていた高齢女性(72)を保護し、県警三木署まで送り届けたとして、同署は同市のパート頼光昌子さん(53)に感謝状を贈った。

1月31日午前、頼光さんは仕事の用事で市役所へ車を走らせていた。同市福井の交差点を右折すると、反対側の道路を頼光さんと逆方向に歩く女性が目についた。幅の広い歩道があるのに、わざわざ車道の端を歩いている。真冬に上着を羽織らず、手にはスナック菓子の袋を抱えている…。

「おばあちゃん、どこ行きよんの?」。優しく声をかけた。女性は進む方向が分からず「えっ」と戸惑った様子だった。よく聞けば、孫に菓子を届けるために家を出たが、住所が思い出せないようだった。よく聞けば、孫に菓子を届けるために家を出たが、住所が思い出せないようだった。女性が認知症で道に迷っている可能性があると判断した。

自宅の番地も本当かどうか分からなかったため、110番をして三木署まで車で連れて行くと申し出た。女性は安心したのかすんなりと車に乗り、署に到着すると「ありがとう」と礼を言った。その後、署を通じて無事に家族の元へ帰ることができた。

同署によると、2022年12月に署が保護した13人のうち高齢者は7人、今年1月は19人中14人だった。中には5~6キロ歩く人もいるが、家族からの通報が2~3時間後にあれば早い方だという。特に冬は短時間でも体が冷えて体力が奪われやすい上、日没が早い。人目が少ない場所ではさらに発見が遅れる恐れがあり、命の危険性が高まる。

感謝状の贈呈式は先月27日にあり、安藤徳昭署長は「普段見過ごしてしまう場面で救助していただき、ありがたい」と感謝。頼光さんは子どものころ祖父母と暮らした経験などからためらわずに話しかけられたといい、「大切な命なので行動できてよかった。声かけができる人が増えたらいいな」とほっとした様子だった。

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