伊勢新聞より
三重県四日市市内部地区社会福祉協議会は25日、地域ボランティア「虹の会」(田中英子会長、25人)と連携して、手作り弁当を届ける「あったか訪問」を実施した。地域の70歳以上の独り暮らし高齢者宅など232戸に、「お元気ですか、寒さに負けず良いお年を!」のメッセージを添えた冬の彩り弁当を届けた。
「あったか訪問」は、29年前から年3回実施している。コロナ禍でも手作り弁当を望む声が多く、感染防止対策を徹底して実施した。献立はサワラの西京焼き、トマトオムレツ、カボチャのジャコ煮と地物野菜の煮物など5品、調理人数は虹の会役員10人の最小限とした。
同市釆女町の内部地区市民センターで、田中会長らが作業分担をして調理し、彩りよく盛り付けられた弁当を民生委員がそれぞれの受け持ち地区の高齢者に届けた。田中会長(89)は「お一人お一人の笑顔を思いながら、させていただける感謝を込めて役員と作りました」と話していた。