静岡県中部地域でスーパーマーケットを運営するヒバリヤが29日、島田市や地域包括支援センターなどと連携し、高齢者向けの生活支援サービスを同市のヒバリヤ三ツ合店で開始した。出張相談などを定期的に開催し、高齢者の生活支援拠点になることを目指す。
サービスは買い物支援と出張相談の2点。買い物支援では、時間をかけて慌てずに支払いができる「スローレジ」を設置したほか、総菜商品を通常より小分けにするなどの工夫を施した。
出張相談は市の管理栄養士や支援センターの保健師、市社協職員が店舗前に設置されたコーナーで介護や食事などさまざまな相談を受け付ける。高齢者向けの体操「しまトレ」も体験できる。
今後は月に一回の頻度で同サービスを展開し、利用者からのヒアリングを含めて改善していく。ヒバリヤ営業本部の山岸達也部長は「商品や価格の面以外でも足を運びたいなと思ってもらえるようなスーパーを目指したい」と話している。